NECとNECコンピュータテクノが共同でUHF帯RFIDを活用した資材受け入れ(検品)システムを開発。多種・複数の資材を入れた混載箱の一括読み取りを実現し、検品時間を80%短縮したという。
NECと同社子会社のNECコンピュータテクノは4月28日、UHF帯RFIDを活用して資材受け入れ(検品)業務を効率化するシステムを共同で開発したと発表した。
具体的には、これまで人手作業で行っていたかんばん方式による調達品の資材受け入れ業務について、パレット(資材を多数載せる運搬用の荷台)上にある多種の箱に張られたかんばんに付けたRFIDタグをゲートで一括読み取りするシステムと、金属やケーブルなど多種多様な素材・形状の資材が入っている混載箱内にあるRFIDタグ付きかんばんを一括で読み取るシステムの2種を開発した。
狭い空間にRFIDタグが重なり密集している混載箱の読み取り率を向上させるために、読み取り時に混載箱を載せる台を回転させ、その周りを囲むアンテナの位置が最適になるように工夫を施している。
新システム導入により、これまで人手作業と目視で行っていた検品業務の正確性を高めるとともに、1箱当たり110秒を要していた混載箱内のかんばん品の資材受け入れ時間を20秒と、5分の1以下に短縮したという。今後はかんばん品の受け入れ業務全体にかかる時間の約30%削減を目指し、さらなる生産革新を進めるとしている。
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